気になる子供の歯並び

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未就学児(小学校入学前)や学童期(6~12歳)のお子さんを連れて来院した保護者から、

「歯並びが気になるのですが・・・」と言ったご相談を頂く事がよくあります。

保護者様ご自身が歯並びにコンプレックスがあると、自分の子には同じ思いをさせたくないといった思いから、最近はお子さんの歯並びについて気にされる保護者の方が増えているように思います。

早期(最近では乳歯の段階で気にされる方もいました)の段階で歯科医に相談する方もいて、早期に相談すれば、なるべく抜歯をせずに歯並びをよくできるのではないかと思うようです。

矯正治療は保険外診療なので、治療は決して安いものではないのはご存知の通りです。

早期の段階で歯科に相談し、その結果、矯正治療を受けずに自然にきれいな歯並びになればいいのに・・と思う保護者のかたもいるのではないでしょうか(私はそうです・・笑)

矯正治療は長くかかる、痛みを伴う、根気のいる治療です。

我が子にはなるべく負担はかけたくないですよね。

ここでは、気になる子供の歯並びの相談でよく受ける3つのケースについて

お伝えしたいと思います。

ケース別のお悩み

①「受け口は治りますか」

短刀直入に言うと、受け口はそのままにしていても治りません。

しかし、乳歯の頃~永久歯の生え変わりの頃(4~6歳)にムーシールドというマウスピース型の装置を使うことで、永久歯列までに受け口を治せることもあります。この装置は舌の位置を正常にし、また、正しい飲み込みを覚えるように工夫されています。

この装置と一緒に日ごろから正しい舌の位置や、飲み込みを覚えるトレーニング(筋機能療法)も必要です。歯科医院で直接指導してもらい、自宅で練習することが大事です。

早い段階で受け口が治れば、本格的な矯正(歯にワイヤーをつける等)を受けずに済む場合もあり、お子さんの負担も少なくなります。

この治療は前歯が生えそろってしまうと難しくなるので、受け口の場合は早めの対処が大事になります。

下の顎の骨の成長は男の子で12~14歳、女の子で10~12歳を迎えます。上の顎はそれよりも早く成長を終えるので、ムーシールドで受け口が治ってもまたぶり返すこともありますので、経過観察が必要になり、場合によっては、本格矯正が必要になることもあります。

②「出っ歯が気になります」

前歯が出ていると、転んだ時に歯を強打し、歯の神経がダメになってしまう確率が高くなります。また、食べ物がかみ切りにくく、口が閉じづらいので食べた方が汚くなったり、口の中が乾燥して、虫歯や歯周病のリスクも高まります。

【機能性の場合】

鼻咽喉疾患・口呼吸・指しゃぶり等によって口の周りの筋機能に問題が生じたことにより起こる。鼻疾患の治療、悪習癖を除去する。

【骨格性の場合】

上の顎の過成長・下の顎の劣成長により起こる。顎の骨の成長をコントロールする矯正治療をする。それでも改善されない場合は外科矯正を検討する。

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【歯性の場合】

顎の骨の位置関係は良好で、上の歯が過度に外側に向いている・下の歯が過度に内側に向いている。矯正治療による傾斜の改善を図る。

③噛むと顎がズレる感じがします

通常は前歯も奥歯も上の歯が下の歯よりも外側に位置しています。しかし、かみ合わせの一部が逆になってしまい、噛む位置が定まらなくなって顎がズレるように見えます。

このケースでは、あごの骨の成長に大きく関わり、将来的に顔が曲がってしまうなどの影響があるので、気づいた時にすぐに矯正の専門医に診てもらいましょう。

小さいお子さんの場合、面白がって顎を変な位置にして楽しむ事もあると思いますが、歯科医院でかみ合わせを定期的にチェックしてもらうと早めに発見できるでしょう。

日ごろから気をつけるべきこと

日々の診療の中で、歯並びに関係する重要な要素が「姿勢」「口呼吸」「舌の位置」「食事」

かなぁという印象があります。

猫背は顔が前に出るので口呼吸になりやすいです。

口で呼吸をすると、唇や舌が正しい位置にならないので、顎の骨への刺激や歯を正しい位置にする力が働かないのです。

舌の位置が悪いと、異常な飲み込み方が常態化してしまい、それに伴って口の周りの筋肉がうまく働かず、歯並びが悪くなります。

歯並びは単に歯の大きさや、顎の骨の成長具合だけではないのだと感じます。

毎日の食習慣や姿勢を正して、お子さんをきれいな歯並びにしてあげたいですね^^

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