遠藤彰良徳島市長が徳島県の総盆踊りを中止にした問題で、
阿波おどり振興協会はこの決定に反発。
実質的な運営を担ってきた阿波おどり振興協会は、
8月13日の夜に自主的な実施として総踊りを強行しています。
徳島阿波踊り問題とは?
徳島県の夏の一大イベント「阿波おどり」。
県内外から123万人もの観光客を集める
一大イベントにもかかわらず、
慢性的な赤字体質で、
4億3000万円もの巨額の借金が積み上がっていました。
この赤字をめぐって、
主催団体である徳島新聞社と徳島市観光協会が対立。
最大の問題はチケットで、徳島新聞は、
踊りを鑑賞できる10万席の内、
徳島新聞が市の中心部にある人気の席を、
毎年だいたい2万~3万枚も持っていくそう。
そのため、多くの人が見たい日程や
人気の踊り手の集団が登場する席は、
一般発売直後でも買えないという苦情が
毎年多数寄せられていたそうです。
徳島市観光協会としては、
すべての席をオープンな形で販売して収益に回したい
のですが、
優先的に良い席のチケットを徳島新聞が持っていき、
同社のグループ企業や取引先などに優先的に販売。
また、会場に広告看板を出したスポンサー企業に対して、
招待券として配ったりもしているようです。
最終的には、
徳島新聞からチケットの売り上げが支払われますが、
徳島新聞がどの席を誰にどれだけ売って、
何枚売れ残ったのかといった詳細は、
毎年明らかにされていないというのです。
また、
阿波おどりでは、
企業名の入った広告看板が沿道を埋め、
徳島新聞はその看板でも多大な利益を上げています。
出典:https://gendai.ismedia.jp/articles/-/51853
広告看板の作成は、『アイデル』という
徳島新聞のグループ企業に大半が発注され、
ここは徳島新聞幹部の『天下り先』と言われています。
そこに昨年だけで約2500万円もの発注をしており、
そこで請け負っている業務も、
受注金額に見合ったものではないという話もあるようです。
看板広告を企業から取ってくるのは徳島新聞で、
徳島新聞は15%も手数料を抜いてしまい、
主催社は本来、運営費におカネを回す側ですが、
むしろ取っていくのですから運営は厳しくなる一方だというのです。
しかも、
徳島新聞は自社の社員を「アルバイト」として
阿波おどりに参加させ、
その数は延べ100人を超えています。
日当は一人1万円以上で、
弁当代やタクシー代金も観光協会に請求され、
経費が圧迫されているようです。
阿波おどりは県と市から合わせて
年間3000万円にも及ぶ補助金を受けている
「公的な」事業にも関わらず、
徳島新聞は、
阿波おどりを単なる収入源にしていたのです。
このことは指摘されてきましたが、
県内で7割のシェアを誇る徳島新聞は、
徳島の政治と経済の中心であり、
誰も意見する者がいなかったようです。
そして、
昨年まで主催の徳島市観光協会は
赤字解消のめどが立たないとして破産手続きが進み、
今年は市と徳島新聞社などで作る
実行委員会が主催になりました。
遠藤市長は、阿波踊りの期間中、
毎日最後に、南内町演舞場で1500人の
踊り手がおどるフィナーレの「総踊り」の廃止を通達。
その理由は、
有名連(阿波おどり振興協会等に加盟する阿波踊り連33連)が
分散して踊れば、南内町演舞場以外のチケットも売れるので、
総おどりは中止し、
有名連を4演舞場に均等に配置するというもの。
しかし、阿波おどり振興協会の
山田実理事長らはこれに強く反発し、
「遠藤市長は、われわれとの話し合いにすら応じない。
強権的な手法で中止を断行した。
そんな市長を政治的な思惑で後押ししているのが、
地元の徳島新聞と自民党有力国会議員。
この問題の背後には阿波踊りの利権がある。
このままでは引き下がれない。
13日午後10時にわれわれの手で『総踊り』を復活させる」
として、『総踊り』を実施されています。
もともと、
総踊りは南内町演舞場の集客が芳しくないと、
徳島市などから相談を受けて、
阿波おどり振興協会が独自に考えたもの。
それなのに開幕直前の8月10日、
阿波おどり振興協会の幹部のもとに、
阿波おどり実行委員会の遠藤市長から
総踊りの中止が届けられたそうです。
遠藤市長は徳島新聞グループの
テレビ・ラジオ局である四国放送の出身。
もともと四国放送でアナウンサーをやっていた
遠藤彰良氏が市長になれたのも、
徳島新聞の支援があったおかげともいわれています。
また、
徳島市観光協会の近藤宏章会長に対し、
昨年11月に会長職を辞職するように
近藤氏の部下のA氏を辞めさせるよう要求したことで、
これも徳島新聞社によるものと
噂されています。
① 阿波踊りの収益は徳島新聞がほぼ総取り。協会は赤字
② 市が協会に赤字補填(事実上市→徳島新聞へ資金横流し)
③ 協会、上記をメディアにリーク
④ 市、協会潰しを開始。今年度の総踊り中止も宣告
⑤ 協会、総踊りを本日22時に決行することを宣言ドラマの最終回かな?https://t.co/3KFGYVJsnp
— ふくめん秘書 (@Fukumen_Ryman) 2018年8月13日
遠藤彰良徳島市長の年齢や経歴などのプロフィールは?
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/440918/
生年月日:1955年10月27日
年齢 :62歳(2018年の現在)
出身地 : 徳島県名西郡石井町
職業 :徳島県徳島市長
徳島県立城北高等学校から
青山学院大学法学部に進学。
大学在学中は落語研究会に所属、
今でもその話し振りが評判となっているそうです。
大学卒業後、
1980年に四国放送へ入社。
入社したその年に『あんたがたいしょう』がスタート、
同番組のパーソナリティとなり、
2008年の番組終了まで出演。
月刊誌『ラジオパラダイス』の
パーソナリティ人気投票では、最高で6位。
遠藤彰良・徳島市長。28年間続いた若者向けラジオ番組を担当していたことで、ラジオ業界では全国的に有名な人気パーソナリティだった四国放送の局アナ。1990年当時、関根勤や渡辺美奈代、富永みーなと肩を並べるほどの支持を集めていた。中学生から彼の存在を知っている私からすれば、まさに隔世の感。 pic.twitter.com/fciB8EMk08
— 奈良児楢 (@hakatafuku) 2018年8月13日
2015年11月30日付で四国放送を退職し、
2016年3月27日執行の徳島市長選挙に立候補を表明。
徳島市長選挙では現職(第36代)市長の
原秀樹らを下して初当選。
遠藤彰良徳島市長の家族は?
只今、南昭和町交差点で娘さんと共にご挨拶中です。#遠藤彰良#徳島市長選挙 #後藤田正純 pic.twitter.com/xwyuvWs5Nq
— すぎどん (@sugidon3) 2016年3月26日
2016年の市長選で、
娘さんも応援に駆けつけていました。
当選後、先輩である三遊亭円楽さん等、多くの方や、
家族からも祝福されていたと報じられています。
妻である遠藤美和さんは
当時51歳でがん闘病中の身だったので、
自宅で祝福の声をかけてくれたそうです。
当選時は、自らの持ち味について
「人の意見を聞くのが得意なこと」と語り、
「市民や現場の意見をどんどん聞き、情報を集め、
検証して何が最善なのかを判断する。
そんな開かれた行政をつくっていきたい」と表情を引き締めたと
伝えられています。
阿波踊り問題の世間の反応は?
#ひるおび #阿波おどり
遠藤彰良徳島市長のやり方は大失敗
揉め事が全国的に知られたから
思いようでは?との意見もあるが
徳島新聞とズブズブの市長が
i一番原因の既得権益に
一切メス入れず
電話1本で「はい、中止!」と#総おどり も楽しみに
練習続けてきた
連長や踊り子達が怒るのも
無理はない— まるみ (@iwamotonaoki2) 2018年8月13日
#ひるおび
阿波おどり名物#総踊り 強行の件
遠藤彰良徳島市長は
累積赤字を抱えた背景に
メスを入れる改革をせず
(徳島新聞など)
その過程を吹っ飛ばして
具体的な話し合いもないまま
通達1本(FAX1枚とも)
総おどり中止!という
極論に達した事が
そもそもの大失敗…
八代弁護士ごもっともな意見GJ— まるみ (@iwamotonaoki2) 2018年8月14日
観光協会トンネルにして銭抜いてた #徳島新聞 と同罪の徳島市 #遠藤彰良 市長。#有名連 などという特権意識の塊みたいな名前の #阿波おどり振興協会 。どっちもどっちで自分側の主張ばかり。巨大になりすぎたコンテンツの末路。欲が伝統を潰す。 #阿波おどり https://t.co/H080lleIkh
— 木毎さん (@umezawa_toy) 2018年8月14日
遠藤彰良市長は阿波おどりの混乱を招いた挙句、徳島市民の望む阿波おどりも出来なかったただの徳島新聞の手先でしかないことがはっきりとわかったわけだし、これはもう辞任しかないでしょう
— いもけんぴver.3 (@oimo283) 2018年8月14日