多田克彦さんは、岩手県遠野市で農業を営み、
生産した牛乳や野菜からプリンなどの製品を作り、
約30年も前から世界に向けての
事業を展開し、「多田自然農場」は
農業ベンチャーとしての先駆け的存在なんですね!
だれも開拓していない道を歩んでこられ、
反骨の酪農家と呼ばれる
多田克彦さんの経歴や年収と
製造販売されているプリンや、ヨーグルト
などの商品や店舗などについて
調べてみました!
多田克彦さんの年齢や大学などのプロフィールは?
https://organicftd.exblog.jp/25359007/
生年 :1955年
年齢 :63歳
出身 :岩手県
職業 :多田自然農場代表
好きな言葉:農業は爆発だ
多田克彦さんは岩手県遠野市で農業経営をされています。
病気を近づけない発展型の”土壌”と、
自身で研究し作り上げた”抗酸化水”で、
ドイツ国際コンクールで金賞を受賞されています。
多田克彦さんの並々ならぬ努力がありました。
多田克彦さんの経歴は?
多田克彦さんは地元の農業高校を卒業し、
遠野市役所に就職が決まりますが、
初日に市役所で、覇気の無い空気を重く感じ、
「ここにいたら自分も沈んでダメになる」と思い、
なんと一日で退職してしまいます。
そして家から20万円を持ち出して上京。
アルバイトなどをしながら一浪して明治大学に入学。
明治大卒業時には、
東京の一流企業への就職が決まっていましたが、
故郷の遠野が気になり、東京への就職をやめて
再び遠野市役所の試験を受けUターン。
その時、
「市役所に勤めるのは10年。
その間に農業を本格的に勉強し、
新しい時代の農業で食べていこう」と決心されています。
なぜ農業なのかというと、
自分たちの住む地域の振興・発展を実現するには
「地域の主要産業=農業」
を発展させるしかないと考えているから。
とても故郷を大切にされているからなんですね。
そして、
自ら実践者となることを決意した多田克彦さんは、
兼業農家の母親を見ながら市役所からのボーナスで
乳牛を飼い始め、6頭くらい飼い始めた頃から利益が
出始めます。
そこで農業は儲かる!
と農業の会社を作ることを夢見て、
20代の間に片手間農業と節約で
1500万円ほどの資金を貯め、
1988年、33歳の時に市役所勤めを止め、
退職金、借入金などで1億円をかき集めて、
有限会社を設立して独立します。
北海道から200頭の乳牛を買い付けて
事業をスタートさせた多田克彦さん。
新しく建てた農場は、
幼い子供を抱えた妻と2人だけの家族経営にもかかわらず、
乳牛が200頭に、
野菜栽培のハウスが10棟以上。
しかも、明日の生活の保障もないまま、
開業資金でうん千万の借金を抱え込んだ状態。
そこに、牛肉の輸入自由化の波が押し寄せたことで、
牛の価格が大下落し、
借金はあっという間に億単位に膨れあがってしまいました。
道筋も見えない中、
さらに、生乳の生産調整という組合からの命令で、
毎日200kgの牛乳を捨てるよう指示されます。
これは収入源を絶たれるということですので、
生活していけないわけですね。
そこで多田克彦さんは、
組合に抗議し、対立関係に。
最終的に脱退処分を下されてしまいます。
「農協に売ってもらうビジネスではダメだ」と、
消費者と直接接するため、
自社ブランドを立ち上げて販売へ。
しかし苦難が続き、
当時まだ珍しかった低温殺菌牛乳は、
「さらり」としたのどごしが特徴なのですが、
高温殺菌牛乳の味に慣れ親しんでいた消費者には受け入れられず、
「多田克彦の牛乳は水を混ぜてるぞ」
との風評が立ったり、
大型台風襲来で乳牛の糞尿処理場所から
糞尿が流れ出し、
周辺住民が使用している地下水に流入する
という事態が起き警察沙汰に。
近隣住民とのトラブルにまで発展し、
唯一製品を置いてくれていた地元スーパーに、
不買運動もおしよせ、
地元で応援してくれる人はいなくなり、
完全に孤立無援状態になります。
どうしようもなくなり、
地元ではなく、
東京に飛び込みの営業をし始めました。
全く相手にされていなかったのですが、
ある百貨店の幹部の目にとまり、
商品を置いてもらえるようになりました。
首都圏で徐々に認められはじめ、
気がつけば、
大都市の地域住民の日々の生活を支えるスーパーから、
一流と呼ばれる百貨店の棚にまで並ぶようにもなりました!
そして、
地元を飛び出して約10年後、
遠野に道の駅「遠野風の丘」が開店すると決まった時、
地域振興に熱意をもって取り組んでいた
かつての役所の同僚職員が、
多田克彦さんに、
「克彦。おまえは役所を辞めたやつだし、
地元の人間はみんなお前のことを悪く言う。お前だって、
地元のことを良く思ってないだろう。でも、地元の人間は、お前の作ってる製品が
東京に行けば一流百貨店に並んでいることを知らない。俺はただ、
愛する遠野が豊かになることだけを願っているんだ。今度できる道の駅に、お前の直営コーナーをつくるから、
そこに商品を置いてくれないか!?」https://organicftd.exblog.jp/25359007/
と声をかけてくれました。
こうして
「もう二度と戻ってくることはないだろう」
と思っていた地元の売り場に、
多田克彦さんの商品が並ぶことになりました。
地元の同僚がこのように声をかけてくれる
ということは、
多田克彦さんが、市役所時代から
「地元の振興・発展の為に農業を始めた」
ということを知っているからなのでしょうね。
いまや多くの従業員を抱える会社に成長した
多田自然農場は、
酪農から始まって乳製品、飲むヨーグルト、スイーツ、
無添加ウインナー、無農薬野菜など総合的な農場を作り上げ、
現在は近くの農家の農産物を一緒に売る手伝いをしたりして、
遠野は岩手内陸部の拠点になってきたそうです。
2017年秋には、
多田克彦さんの乳製品がアメリカの
カリフォルニア州のシリコンバレーで
大人気となり、
2018年初夏にニューヨーク
マンハッタンにお店をオープンしており、
世界に向けても製品を販売されています!
農産物は自然の原料を基調に極力、
人の手作業で作ることを信念とし、
同時に遠野から農産物を発信することで
地域の発展にも役立つことを目指した
その生き様から「反骨の酪農家」
と呼ばれている多田克彦さん。
多くの苦難がありましたが、
30年も前から取り組んできた手法は農業ベンチャーとして、
当たり前の方法となり、
時代が多田克彦さんに追いついてきたようですね^^
多田克彦さんの年収は?
今やたくさんの製品を販売し、
国内だけではなく、海外にも輸出されている多田克彦さん。
年収はどの位なのでしょうか?
酪農家というと、仕事は、朝から晩まで多忙で、
朝は5~6時の早朝から始まり、
それぞれの動物が出す乳の量に応じて飼料を調整。
餌が終わったら搾乳用の機械をセットして全ての乳を搾り、
機械の洗浄や糞尿の処理、牛舎の掃除・・・。
日中は牧草地に種を蒔いたり肥料を与えたりし
収穫した牧草をサイレージにして保存。
農業を並行して行っているため、
昼間も休むことはほとんどありませんし、
出産しなければ乳が出ないため、
人工授精などで出産を調整し、
お産の時にはサポートするなど、
予定外の仕事が入ることもあります。
休みが無く、朝早くから夕方仕事ということで、
やはり生き物を育てていくお仕事は大変ですね。
時給は876円という情報もあります。
その経営状態や従業員数により、
酪農家(経営者)の年収はかなり変動があるようですが、
400万円くらいがもっとも多いようです。
ただ、潤っている酪農家では2000万円以上の
収入があるようですね。
多田克彦さんの場合は、
かなり大型農場ですし、一般的な酪農家よりも
かなり収入はありそうです。
多田克彦さんの製品はどこで買える?通販は?
多田自然農場で生産される製品は、
全国で購入できるようです。
置いてる商品は店舗によって違うとおもいますが、
やはり、地元の
道の駅「遠野風の丘」
が一番商品がそろっているのでは??と思います。
岩手県
みずかみ/アクティマーケットプレイス
結いの市/盛岡イオン南
川徳壱番館 内丸/キューブⅡ
パワーアップバリュー水沢
かわさき道の駅
道の駅遠野 風の丘内
北海道
ふなきストア
相澤食料百貨店
青森県
ヤマヨ十和田
秋田県
ダイサンクレタ
宮城県
仙台駅/伊達のこみち「いろといろ」
ピボット
グリーンマート
福島県
ピボット
鎌倉屋
東京都
三越 銀座/日本橋
大森 ダイシン百貨店
いなげや「ブルーミング・ブルーミー」ほか
ディーン&デルーカ
恵比寿 ワインマート
吉祥寺 アンテナショップ「麦わら帽子」
スーパーノムラ屋
麻布十番 ナニワヤ
信濃屋食品館
紀ノ国屋
神奈川県
大野屋
西武 小田原
地場屋ほっこり
デリスタスエヒロ
ロピア
千葉県
主婦の店
T・マート
しげのや
埼玉県
味一屋
ヤオコー ららぽーと富士見/坂戸千代田
富山県
アップルサンショウ
福井県
ヤスサキ
新潟県
マルセン
石川県
どんたく
静岡県
ヒバリヤ
愛知県
渥美フーズ
ディーン&デルーカ
山彦
大阪府
コーヨー
大近
阪急キッチンエール関西(宅配)
広島県
ナチュラルマーケットイコウ
福岡県
ディーン&デルーカ
熊本県
インパクトワン
台湾
有元
多田自然農場の直営オンラインショップがありましたが、
現在は閉鎖中なのか、
閲覧できませんでした。
商品は、
プリン
・ナチュラルプリン
・チーズプリン
・まろやかぷりん
ヨーグルト
・食べるヨーグルト
・飲むヨーグルト
チーズケーキ
・熟成チーズケーキ
・チーズケーキスフレ
主なものを挙げてみましたが、
熟成チーズケーキは、
かなりどっしりとしていて、
濃厚で粉が入っていないので、口当たりがよいそうです。
プリンは、
固い部分と柔らかい部分の二層になっており、
味は濃厚過ぎず、さっぱりとした甘さ。
カラメルも濃くなく、甘すぎず、
苦くもなく、ちょうどいい感じという声が多いですね。
「こだわりがないのがこだわり」という
多田克彦さんの製品は、素材を活かしたシンプルな
美味しさが評判です^^
他にもバターなどたくさんの商品があります!
http://www.echna.ne.jp/~katuhiko/dairyProducts.html
そして、多田克彦さんは伸び悩んでいる漬物屋と
岩手の埋もれた魅力を掘り起こし、
海外向けの新商品開発に挑んでいるそうなのですが、
その新商品も気になるところです。
こちらは販売されていたお漬物
「春の息吹」ですが、
かつおぶし、こうなご、昆布、あさり、
干し海老、ねぎ、にんじん、ブロッコリー、
黒豆、大豆・・・・など、海から山からと色々なものが入っています。
これをおにぎりの具にして食べると・・・
物凄く贅沢な気分です。まさに春の息吹!!https://blogs.yahoo.co.jp/masa1908/59385801.html
とても好評なようです。
多田克彦さんの商品は間違いがないと、
ファンがたくさんいるようですね^^
現在でもまだ販売されているのかは残念ながら
わかりませんでしたが、
新商品も期待できそうですね。
多田克彦さんの製品の中でも、
ソフトクリームが食べられるのは、ここ!
その名も
「多田克彦の店」
自社ブランド製品を
責任をもって販売するというのが
ビシビシ伝わるネーミングです(笑)
場所は、
住所:岩手県遠野市綾織町新里8-2-1
道の駅「遠野風の丘」内
電話番号:0198-62-0888
営業時間:8:00~19:00(冬季は~17:00)
休日:年中無休
道の駅「遠野風の丘」には、
オンラインショップがあります。
気になる方は覗いてみて下さい^^