藤本彩夏選手は実業団の女子駅伝の名門、
京セラに所属されています。
2017年の2月26日の東京マラソンでは、
女子の部で2時間27分08秒で日本人トップ
に輝いた実績がある選手です。
藤本彩夏選手は陸上を始めたきっかけが
父親であることを明かしています。
今回は、京セラの藤本彩夏選手の
陸上の経歴や成績、
父親について調べてみました!
目次
藤本彩夏選手の出身高校や年齢などのプロフィール
http://pagetaka.hatenablog.com/entry/2016/12/23/200640
出身地:千葉県
生年月日:1997年7月8日
年齢:21歳
身長:163cm
市立船橋高校→京セラ(2016年入社)
藤本彩夏選手の身長は?
藤本彩夏選手の身長は163cmとなっています。
京セラのチーム内では身長が高いほうだといえます。
陸上選手ですからもちろん筋肉はありますが
スマートなスタイルですね。
藤本彩夏選手の陸上の経歴は?
藤本彩夏選手は高校卒業後に
現在の所属先である京セラに入社しています。
小学5年生の時に地元の陸上クラブに
入ってから市立船橋高校に進んだ
藤本彩夏選手ですが、
陸上をはじめたきっかけは
お父さんの影響が大きいようです。
高校時代の合宿時に京セラの
佐藤監督と出会い、京セラ入社となったようです。
佐藤監督は人よりも多く走る点に注目し、
合宿メニューの30km走を一緒に走ったそうです。
前日に12km、翌日に30kmという
選手に課されたメニューだったところ、
藤本彩夏選手は前日に24kmを走り
翌日に通常メニューとして30kmを走ったそうです。
藤本彩夏選手の高校時代は?
藤本彩夏選手の市立船橋高校時代は
高校3年時に、
全国高校女子駅伝の4区(3km)では
区間11位の成績を残しています。
この4区は各校のエースが集まる
エース区間です。
しかしトラック種目では
千葉県予選(1500m)で8位でインターハイ、
関東大会にも出場できていません。
もちろん千葉県8位もすごい成績なのですが、
高校時代は有名選手と呼ばれるまで
ではなかった藤本彩夏選手の才能が
本格的に開花したのは京セラ入社後となります。
藤本彩夏選手の家族は?
藤本彩夏選手を語る上で避けて通れないのが
お父さんの藤本泰男さんの存在です。
お父さんは50代になった今でも
現役のトライアスリートなのです。
過去には世界選手権にも出場するほどの選手です。
お父さんは26歳にして
トライアスロンを始めて5年後には
世界選手権に出場するというとんでもない
偉業を達成します。
高校時代は陸上部で長距離選手だった
とのことですが、
楽しく走ることを優先にされていたので、
記録などはなかったそうです。
結婚後に30㎏太ったことで、
再び走り始め、ひざに負担がかかるのを
軽減するために、
水泳を始めたところ、
トライアスロンに興味がでてきたようですね。
父の泰男さんは、藤本彩夏さんが、
東京マラソンでトップの成績を出したことについて、
私としては、「細く」「長く」「ケガなく」
実業団を続けてもらうのがベストだと思いますので。
これで周囲の期待も上がって、
本人のプレッシャーにもなるかと思います。
それで無理して故障したりしないかなと心配しています。
と父親らしい心配をされていました。
優しいお父さんですね^^
藤本彩夏選手は上に姉、
下に妹のいる三姉妹の次女です。
お父さんはこの3人の娘をランナーに育てて、
次女の彩夏選手は実業団選手に、
妹さんも全国大会の経験があるランナーとのことです。
まさに陸上一家ですが、
楽しく走ることを優先させていたらしいです。
また姉妹は、
高校卒業記念におきなわマラソンに
出るのをお姉さんの高校卒業時から
行っていて、
彩夏選手もこのおきなわマラソンで
フルマラソンに初出場して
2時間47分という記録で
実業団選手を差し置いて優勝しています。
藤本彩夏選手の戦績は?
2017年のプリンセス駅伝では
4区の3.8kmを12分48秒で走っています。
このタイムは同じ4区の中では29チーム中の
10番目のタイムでした。
2018年は自己ベストの更新はありませんが、
長い距離に適性がある選手と思われるので
ロードシーズンは期待できます。
藤本彩夏選手のベスト記録は?
藤本彩夏選手の自己ベストは以下のとおりとなります。
1500m 4分29秒60
3000m 9分21秒31
5000m 15分56秒38
10000m 32分40秒63
ハーフ 1時間11分00
フル 2時間27分08(2017:東京)
京セラの他のチームメイトと比較しても
決して見劣りはしません。
やはり短い距離よりも長い距離のほうが
適性はあり偏差値的に高いです。
藤本彩夏選手の指導者は?
現在の所属チームである京セラには
佐藤敦之監督と佐藤美保コーチが指導にあたっています。
佐藤敦之監督は現役時代マラソンや駅伝で
活躍した選手で
オリンピックや世界規模のレースに
出場していたランナーでした。
京セラに所属していたことのある
美保コーチと結婚し、現役引退の数ヶ月後に
京セラに監督とコーチとして迎えられています。
美保コーチは現役時代京セラに所属しており、
主に800mのレースで活躍して
世界陸上にも出場しています。
共に世界の舞台を知る夫婦が
京セラで指導にあたっています。
特に敦之監督はマラソンを知り尽くし、
走る修行僧の異名を持つランナーです。
長距離の適性を持つ藤本彩夏選手に足りないもの、
必要なものを知り尽くした人です。
藤本彩夏選手の所属先は?
現在、藤本彩夏選手は京セラに所属しています。
1982年創部のチームは
男子選手や短距離選手がいた時期を経て、
現在は女子陸上競技部となっています。
クイーンズ駅伝では過去に4回の優勝を誇る
名門でありトラック種目においてもオリンピック、
世界選手権の出場選手を輩出しています。
現在の活動拠点は鹿児島ですが、
過去には京都で活動していたこともありました。
2014年4月に現在の
佐藤敦之監督、美保コーチの体制となり、
翌5月に現在の拠点に移転しています。
素晴らしい練習環境の下で
自己ベストの更新を狙ってほしいですね。
日本記録との差は?
藤本彩夏選手は京セラのチーム内では
上位の記録を持っていますが、
日本記録との差はまだまだあります。
1500m
4分29秒60(藤本)
4分07秒86(2006年:小林祐梨子)
3000m
9分21秒31(藤本)
8分44秒40(2002年:福士加代子)
5000m
15分56秒38(藤本)
14分53秒22(2005年:福士加代子)
10000m
32分40秒63(藤本)
30分48秒89(2002年:渋井陽子)
ハーフ
1時間11分00(藤本)
1時間07分26秒(2006年:福士加代子)
フル
2時間27分08(藤本)
2時間19分12秒(2005年野口みずき)
となっています。
福士選手の対応する距離と記録に
驚かされますがどの記録も
10年以上更新されていません。
それほどすごい記録なのですがこの記録を
更新するのが藤本彩夏選手であることを
願って応援していきましょう。
駅伝レースについて
実業団の女子駅伝の最高峰は
クイーンズ駅伝
(全日本実業団対抗女子駅伝競走大会)となります。
箱根駅伝と同様にこの大会にもシード権があり
上位8チームは次回大会の予選免除となります。
藤本彩夏選手所属の京セラは
2017年の順位がシード圏内ではなかったため
2018年大会に出場するため、
予選会でもあるプリンセス駅伝で
14位以内に入ることがクイーンズ駅伝への出場条件でした。
また名門チームとされる京セラですが
過去4回の優勝を誇るもののものの
2017年のプリンセス駅伝では
クイーンズ駅伝出場枠である13位の通過でした。
危うくクイーンズ駅伝への連続出場が途切れる
ところであり、
2018年のクイーンズ駅伝で
好成績を残すことが名門復活へのカギとなります。
そのためにも藤本彩夏選手の活躍に
大きな期待が寄せられています。