校閲者として優秀な牟田都子さんは、
作家の方から会いたいと言われる実力の持ち主で、
その仕事内容は実に丁寧!
牟田都子さんのような校閲者になる為の
特別な資格や学歴などは無いそうですが、
圧倒的な知識量と経験があり、
1冊の本では30冊以上の本を調べるとのこと。
知識も大事なのでしょうが、
真面目に取り組む人間性や粘り強さなども
問われそうなお仕事ですね。
牟田都子さんの年齢や結婚した旦那様について
調べてみました^^
目次
牟田都子さんの大学や出身などのプロフィールは?
http://ox-tv.jp/sys_hensei/smp/details.aspx?pno=2289
生年 :1977年
年齢 :40歳
出身 :東京都杉並
大学 :和光大学人文学部文学科卒業
職業 :校閲者(総合出版社勤務&フリー)
趣味 :読書・マラソン
牟田都子さんの出身大学は、
和光大学人文学部文学科です。
タレントの高見恭子さんや、
スピリチュアルカウンセラーの江原啓之さんも
卒業されていました。
校閲者という仕事なので、
学部はやはり人文学部文学科です。
しかしながら、趣味は読書の他に、
マラソンだそうで、
意外なスポーツも楽しまれているんだなと
思いました。
牟田都子さんの経歴は?
和光大学人文学部文学科卒業後、
図書館司書になった牟田都子さんですが、
接客業が苦手で、ご両親と同じ校閲者を
目指し、大手総合出版社の校閲部に勤務されました。
図書館秘書と言えば、
規模にもよりますが、
一日に何十人もの人が訪れますし、
年齢層も幅広そうですね。
元々学生時代から
人付き合いが苦手で本ばかり読んでいたということで、
本が好きだったのでしょうね^^
そこで、
図書館に勤務されたのでしょうが、
以外にも接客が多くてビックリしたのでしょう。
現在は月の前半は大手出版社の校閲部に勤務し、
文芸誌やノンフィクション担当され、
後半はフリーランスで小説やエッセイ、
ノンフィクションの校閲を引き受けているそうですよ。
牟田郁子さんは校閲の仕事について、
経験がモノを言う仕事なので、
やればやるほどスキルはあがっていきますが、
私はまだまだです。いくらやってもやりきれない。
いつまでみても間違っていないか不安だし、
終わりがない仕事なんです。でも校正した部分に著者の方が
どう反応されるかとか、
舞台裏をみられるのがとても面白いところだと思いますhttp://ilove.cat/ja/17950
と語っておりました。
また、
一人で栞社(しおりしゃ)校正室を主宰しており
「校正ナイト」などのイベント主催も行なっています。
校正ナイトには、
校正・校閲のお仕事をされている方や、
目指している方が集まり、
トークをするイベントです。
ちょっとマニアックですが、
すぐに会場は定員になるそうです!
独特の質問がまたおもしろく、
質問者:「好きな誤植(タイプミス)はなんですか?」
校正者:
僕は、ひらがなをカタカナに間違えているのを
発見するのが好きなんですよ。
「り」と「リ」とか、「か」と「カ」とか。
牟田さん:
ああ、そういう意味では、私は正字に直すのが好きです。
正字というのは漢字の字体のことで、たとえば、「辻」という字は
「しんにょう」に点が1つのものと2つのものがありますが、
2点の方が正字とされています。出版社によっても違いますが、
私の勤める出版社では正字を使うと決められています。そういう字は、
迷わず赤字を入れられるので好きです。
非常に細かいことまで
話しておりました!
質問者:
「この文字を使う」とか「この漢字はひらがなにする」
といった約束事は、どういうふうに決まっているんですか?
牟田さん:
雑誌なら雑誌ごとの方向性はありますね。
私の担当している文芸雑誌では、
数字は漢数字、とか。でも、基本的には1本の記事、
1本の小説、1本の連載の中で揃っていれば
よしとすることが多いです。
出版社全体で揃えてはいないです。会社の表記ガイドラインが載っている
ハンドブックがあるので、
基本はそれに沿うかたちで、運用は媒体ごと・著者ごとに決めていきます。
http://dotplace.jp/archives/18990
とてもマニアックですが、
校正・校閲のお話って中々聞かないので、
こういうお仕事をされていない
一般の方でも興味があれば楽しめそうですね!
最近では2018年の3月に
荻窪にある ブックカフェ ・ 6次元で
「 校正ナイト 」が開催されたようです。
@6次元さんのHPで告知があるかもしれません。
牟田都子さんの資格や仕事内容は?
牟田都子さんは校閲者ですが、
校正と校閲は違うのでしょうか?
「校正」は、よく聞くように、
誤字や脱字などを正すことで、
本を出版する前に、作家が書いた原稿(ゲラ)を
確認します。
校閲とは、文書や原稿などを読み、誤字・脱字に
とどまらず、内容の正誤や適否を確認する作業のことで、
内容の矛盾や表現の誤り、
事実関係の誤りなど、
原稿の内容に間違いがないか確かめるのだそうです。
作家さんが書いた文章のウラを取る?
ようなイメージでしょうか?
特に資格等は必要ないそうですが、
豊富な知識があるほうがやはり
仕事をする上では有利でしょうね。
校正士の技能試験もありますが、
校閲者になる為に必ず必要となる資格ではありません。
実務経験や言葉の知識量、
何よりも丁寧さが重要なお仕事のようです。
実際にこんな例がありました!
新潮社の校閲は、あいかわらず凄い。
小説の描写でただ「まぶしいほどの月光」と書いただけで、校正の際に「OK 現実の2012、6/9も満月と下弦の間」とメモがくる。
このプロ意識! だからここと仕事をしたいと思うんだよなー。 pic.twitter.com/cUOrMi4K5B— 石井光太 (@kotaism) 2013年5月4日
「まぶしいほどの月光が射し込んできた」
という描写に対して、
この物語の舞台の2012年の6月9日の月齢を調べ、
満月と下弦の間ということや
気象庁の過去の気象データベースを見て、
この日は雨じゃなかったかどうかも見て、
校閲しているのが話題になったそうです!
こんな風に事実と異なっていないか、
調べているんですね!
これはただの本好きでは出来ないですね。
鋭い観察眼と責任感、プロ意識がないと、
ここまでの仕事はできません。
牟田都子さんも、一冊の本を担当して
時には30冊もの本を調べることもあるそうです!
さらに、
仕事で毎日だいたい10時間から12時間くらい、
「ゲラ」という本になる前の校正用の
刷り出しを読んでいるそうです。
そこから、
自宅でも趣味で読書をされるとのことで、
これまでに1000冊以上もの本を読んできています!
牟田都子さんの結婚した旦那や子供は?
牟田都子さんはご結婚されています。
なんと旦那様も校閲者とのこと!
牟田都子さんが校閲者として
勤務されたのが30歳頃なので、
このころに職場で知り合って、
ご結婚されています。
http://ilove.cat/ja/17950
さすがに家では新聞や書籍に
鉛筆を入れて校閲することは無いそうですが、
同じ職業として
分かりあえることは多いので、
心強いそうです!
ご両親も校閲者ですので、
夫婦・家族で共通の話題があり、
悩みや苦労も分かち合えるので、良いですね^^
ちなみに旦那様は、
ドラマ「校閲ガール」で石原さとみさん演じる
主人公が憧れるファッション誌の校閲の経験があるそうです。
そして、現在のところ、牟田郁子さんに
お子さんはいらっしゃいませんが、
猫が2匹いて、牟田都子さんは、
お母さん的な役割をされているそうです^^
ランコントレ・ミグノン(保護動物の里親を
見つける活動をしている団体)を知った牟田郁子さんは、
猫の「みたらし」を引き取り、
その2年後に、譲渡会でみかけた
猫の「ゆきち」を引き取ったのだそうです。
こちらは「ゆきち」
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旦那様は犬派とのことですが、
牟田郁子さんの猫と一緒に暮らしたいという
強い願望で、承諾され、
今では猫も大好きになったそうです^^
牟田都子さんの校閲者としての年収は?
大手出版社の正社員の初任給は、
およそ25万円前後で、勤続年数によっては
年収は1000万円近くになることもあるようです。
校閲プロダクションの正社員では年収300~400万円
フリーランスの校閲者では、
1文字あたり、0.5円~10円と、
能力や実務経験によって幅があります。
やはり大手の出版社や新聞社などでは、
企業自体が大きいので給与体系も中小企業と比べると、
収入は高くなる傾向があるようです。
牟田郁子さんは、総合出版社とフリーでも
校閲の仕事をされていますので、
年収は500万以上はあるのではないでしょうか?
まとめ
出版される本は牟田都子さんのような校閲者
によって、しっかりと責任をもってチェックされて
いるんですね。
世の中に正しい情報が提供できるように
神経を使う大変お仕事をされている牟田郁子さん。
お風呂の中でゆっくり読書するのが
一番の癒しということで、
本当に本が好きなのですね!